昨年、2度も入院し、会社を休まざるを得なかった時、出勤できなかった日も手取り給料の約5割強の傷病手当金を受け取る事ができました。その時の体験談です。
(・∀・)
傷病手当金とは
傷病手当金は、病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度で、被保険者が病気やケガのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。
(※支給期限は支給開始した日から最長1年6ヵ月です)
引用元:協会けんぽ
支給される条件
(1)業務外の事由による病気やケガの療養のための休業であること
(2)仕事に就くことができないこと
(3)連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと引用元:協会けんぽ
今回は
(3)連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと
について具体例を私の体験から書いていきますね。
傷病手当金受給具体例
例1)有給を使わなかった場合(1回目の入院時)
●純粋に休んだ期間から待期期間3日間を引いた日数分だけ支給されます。
引用元:協会けんぽ
とにかく最初に連続した3日間の休みが必要ですね。
例2)有給を使った場合(2回目の入院時)
●休んだ期間から待期期間3日間、そして有給消化期間を引いた日数分だけ支給されます。こちらの場合でも待期期間以外の土日祝日は支給されます。

支給金額はいくらになるのか
一日あたりの金額は
「支給開始日以前の継続した12ヶ月の各月の標準報酬月額を平均した額」÷30日×3分の2」
引用元:協会けんぽ
だそうです。
ですが、「標準報酬月額を平均した額」と言われてもピンとこなかったので(*_*)、自分の毎月の平均的な給与金額から計算してみました。
●2回の受給で導き出した私の場合の割合は下記になりました。
支給金額・・・給料総支給の43%~44%、手取りの約52~53%
6割ぐらいはいただけると思ってたんですが、え~・・・案外少ない、と思いました。
いや!でもいただけるだけで本当に助かる制度です。
なにせ本来働いていない土日祝日も支給されるのですから!
ヾ(@^▽^@)ノ ワーイ
傷病手当金申請方法
派遣社員だったので、その時の申請方法を書きますね。協会けんぽに申請です。
1.派遣会社に電話する
どこの部署に電話していいかは、私の場合は担当の営業の方に聞きました。
教えてもらった部署に電話をすると、病気かケガか?入院したのかしてないのか?いつからいつまで等の質問をされました。
その後「傷病手当支給申請書」を送りますね、ということだったので送られてくるのを待ちました。数日で届きました。
※協会HPでも申請書はダウンロードできます。
4枚ありますが、被保険者である当人が記入するのは1と2の2枚だけです。
3枚目は「事業主記入用」なので元々送られてきてませんでした。
2.病院に4枚目の「療養担当者記入用」の記入をお願いする
4枚目の記入は「療養担当者記入用」なので、病院に提出して記入をお願いすることになります。
病院によって対応が違うので、まずは総合受付に訊ねる事をお勧めします。
費用はいくらかかる?
生命保険請求時の診断書と違って、かなり安いです(・∀・)ウレシイナ
300円 でした。(どちらの病院も同じ金額でした)
送られてくるのにどのくらいかかるのか?
大体なのですが、2週間前後で自宅に郵送されてきました。
どちらの病院もそのくらいだったと思います。
もしこれ以上遅ければ、病院に確認するのもありかと思います。
3.会社に申請書を送付する
申請書が派遣会社から送られてきた時に同封してあった返信用封筒に
1枚目、2枚目、4枚目を同封して郵送しました。(3枚目は元々会社が記入するので手元になし)
会社に届いた申請書を会社がチェックして、それから協会けんぽに送る事になります。
その後、協会けんぽで処理が行われます。
いつ口座に振り込まれるのか?
2回目の入院時の時だと(1回目は記録してない)下記になります。
● 申請書をポストに投函したのが11/25日
↓
● 口座に入金された日が翌年1/8日
44日間かかりました。
以上が実際に申請した時の様子です。何かの参考になれば嬉しいです。
詳細は協会けんぽのHPで。
まとめ
傷病手当金は、高額療養費支給と共に非常に助かる制度ですね。
この傷病手当金という制度があるお陰で、サラリーマンも悪くないな、と思わざるを得ない感じです。
病気やケガで入院したら、まずは自分の身体の事を心配するのが当然ですが、その後、確実にお金の事が気になります。(入院後すぐに気になった。実体験済み)
余談ですが、休んでいる間も傷病手当が出るんだから、有給は取っておけば良かったかな?と後から思いました・・・この時、全部使ってしまったもので。
もちろん、有給の方がもらえる金額は多いのですが、後々の事を考えたら待機に必要な日数だけ有給使えば良かった、と。でも当時はそんな事、考えられなかったです(-_-)
●もし入院したら
・限度額適用認定証を手に入れる
●会計時に間に合わなかったら後日
・高額療養費を申請する。
●退院して職場復帰をしたら
・傷病手当金を申請する
☆各自入っている生命共済・生命保険に請求する事も、もちろんお忘れなく!
※医療関係の書類の整理に便利!※