2014年にロンドンへ一人旅しました。海外旅行の経験はありましたが一人旅は初めてでした。
その頃の英語力はTOEIC455点で不安でしたが、伝わらなければボディランゲージでなんとかなる!と思い、ともかく行ってみました。
今となっては人にはおもしろネタとして話せるのですが、あのビッグベン近くのウェストミンスター橋でチャリティ詐欺(募金詐欺)にひっかかり怖い目にも遭いました。
英語力があまりない一人旅だったので、詐欺被害以外でも終始緊張しっぱなしでした。
他にもカモラレ場面ありです。
その模様をどうぞ!
まずは入国審査です。(これはカモラレてません)
緊張したイミグレ
最初のイミグレから非常に緊張しました。
今は2019年から導入された自動化ゲートのお陰で入国も簡単になり、特に日本人などは「日本のパスポートパワー」で優遇されるそうですね。
でも2014年当時でも「世界一厳しい」と言われるイギリスのイミグレにおいても、日本人だからということで、詰問されるようなことは全くありませんでした。
イミグレ:どこに行くの?
私:ストーンヘンジとか、色々。
イミグレ:ストーンヘンジ!いいね~、楽しんで!
その他の質問も「目的は?」「仕事は?」程度でした。
それでも緊張MAXでしたね。
次はホテルでのトラブルです。
ホテル編:払ったはずの朝食代なのに・・・
ホテルの朝食時、会場に入ろうとしたところで白人男性スタッフに呼び止められました。(以下、怪しいリスニングです)
スタッフ:お金払わないと入れません。
私:え?!(いや、朝食込みでのホテル代金だったはず・・・)
スタッフ:いまここで払えますよ。さあ払って!
私:(え~!どうしよう・・・払った方がいいのかな?いや、でも、ここはハッキリさせよう)
私:い、いんくるーど、インクルードですよ、ホテル代金に!もう払ってるってば!(のようなことを英語で言った気がする)
スタッフ:・・・じゃーどーぞ・・・(プン!)
なんかね~、怪しかったんですよ。
他の人はそのままスルーで会場に入れてたのに私だけ呼び止められて。
こう、なんというか「お金とれるかも、こいつならw」と思われていたのかも?
この私の「カモられ体質」が次の章で証明されます・・・
ウェストミンスター橋編
あのビッグベンをこの目で見てテンションが上がっていました。
天気も良かったし、上機嫌で橋を渡っていたら、優しそうなおばさんが声をかけてきて一凛の造花を私に渡してきたんですよ。
その時は「地元の人との触れ合い、なんかええなあ☆」と素直に思ったんですよ。(以下、あやしいリスニング)
おばさん:恵まれない子供のために少し寄付をしてください(花を私に渡す)
私:(少しチャリ銭があったな、これを渡してあげよう、優しい私☆・・・財布から出そうとする)
おばさん:ちょっと!ペーパー!ペーパー!
私:は?
おばさん:札があるやろがい!それをよこしな!(財布から抜き取った!)ありがと☆
私:きょとん・・・(・ω・)(その後、怖くて走って逃げた)
その当時日本円にして約4500円くらいでした。
結構いい金額ですよね?悔しいんですけどそこは勉強代だと思って割り切るようにしました。
今では良いネタになってますが、あの時は怖さと悔しさで、橋を渡った先でテムズ川を見つめて一人震えてました。
後で調べたら、詐欺や物乞い・ジプシーが多いところで有名らしいですね。私があったのはいわゆる「チャリティ詐欺」と呼ばれるものみたいです。
どうしてロンドンまできてカツアゲされたんだろ?
それは見るからに観光客、しかも日本人で簡単にカモれそう~!だったからでしょうね。
でも、日本に帰る時にヒースロー空港のラウンジで出会った経験豊かなお姉さま方(日本人)の話によると、
「身ぐるみ剥がされなかっただけで良かったと思わなきゃ!」
と言われました。
場所が橋の上だから良かったけど、路地でそんなのにあったら本当にヤバいんだよ、ヨーロッパって・・・
って教わりました (*_*) こわっ
でも今だったら通じなくても日本語で言い返してやる!(千原せいじのように)って思うんです。
勢いでまくし立ててビビらせようという作戦なんですが、どうでしょうか?(笑)
かえって危ないですね (^ ^;
まとめ
6泊8日くらいの旅でしたが、ロンドンに着いた初日に比べると帰るころには度胸もついてきて、わりと自分から地元の人に話かけるようになってました。
でもあの詐欺のおばさんのせいで、本当に親切に「写真を撮ってあげよう!」と言ってくれるおじいさんも
「この人、カメラ持って逃げる気じゃない?」って勘ぐったりして、プチ人間不信に陥りながらの旅となりました。
余談ですが、一人旅の英語力について
会話はSVO!あとは単語とボディランゲージでなんとかなりました。
今だとスマホのアプリが進化しているからもっと一人旅のハードルは低くなっていると思います。
数年後、TOEIC600点台でニュージーランドに短期留学することになるのですが、400点台だったロンドン旅行の時と同じ会話力でした(笑)
会話という点で言うと、400点も600点もほぼ変わらないです。
さらに余談:日本に来る外国人観光客について
いつも思うのですが、日本にくる外国人観光客ってなんであんなに普通に英語で話しかけてくるんでしょうね?
きっと日本は国際都市だから英語が普通に通じると思っているのでしょう。
残念でした、話せませんよ(笑)
とにかく他の言語がしゃべれないことについてなんら引け目を感じてないですよね。
堂々としてます。そういうマインドがうらやましい!
われわれ日本人なんか、相手に合わせて言語を変えようとして、ほんと優しい民族ですよね?
(・∀・)
英語が話せると便利な事この上ないのですが、一方で
「どこ行っても日本語で話してやる!ダメだったら少し歩み寄って英語で話してあげるよ☆」くらいの心意気を持ちたいものだと思う時があります。
ともあれ行けるうちに一度は海外一人旅をされることをおすすめします。(安全な国を見定めた上で)
でも事前に詐欺などに遭遇しないよう、しっかりリサーチしていきましょう!