

大腸から盛大に出血した②の続きです。その後、すぐに普通に生活に戻り、仕事にも行ってました。
血圧は特に気にすることなく降圧剤も飲まずに過ごしていました。
何故なら憩室出血の直接の原因は高血圧ではないし、
「血圧が高いのが私なんだから(・∀・)」
と謎の自己肯定があり、必要以上に気にする必要はない。という結論に達していたからです。
頭痛と吐き気
数ヶ月たったある日、職場で今まで感じたことがない感じの頭痛と吐き気に襲われました。
更衣室で横にならせてもらったのですが吐き気が凄くてそのまま会社の人に車で家まで送ってもらいました。
その間、車の中でも何度もゲロりました。ナイロン袋持ってて良かったです・・・
その後、家で血圧を測ったら230ありました。いつもより高めだな…とは思ったのですが寝ていれば治ると思っていました。
救急車を呼ぶ
その後、夜明け近くなっても地獄のような苦しみは続いたのですが、「明日一番に近所の脳神経外科に行こう、きっと大したことない」と異常な我慢強さを発揮しておりました。
しかしもう我慢できなくなり、ついに救急車を呼ぶことに。
意識はハッキリしていて私は何故か救急隊員に対して「大したことないんですが…やっぱり明日まで待って近所の脳神経外科行こうかと…」と言うと、「イヤイヤ!血圧230あって頭も痛いし気持ち悪いんだから病院行きましょう」と言ってくれました。
でも案の定、また時間がかかり出発は遅れました。
それから病院に搬送されたのですが、私があまりにもしゃきしゃき話すので当直の先生から
「あなたのような人は救急車使わないで」と言われたことは今でも忘れません。
ヤブ医者め…
その後、ちゃんとした脳外科の先生が来てくれて、「これは多分、脳から出血してるわ」と判断してくれてやっと検査へ。
脳の右側の一部から出血していて一ヶ所に貯まっていたようです。
意識はハッキリしてたので、「手術ですか?入院ですか?」と冷静に聞いてました。
出血が止まらなかったら手術。どのみち最低でも二週間は入院と言われて「またかよ…」と項垂れました。一番に旦那に迷惑をかけると思って申し訳なくて。
入院中のほとんどをICU(集中治療室)とSCU(脳卒中専門ICU)で過ごす事になるのですが、どんなに点滴されても薬を飲んでも酷い頭痛と吐き気が止まることはありませんでした。
唯一、グリセリン点滴をされているときだけ苦しみから逃れられていたのですが、投入できる一日のグリセリンの量は決まっていてずっと点滴してもらえなかったので、一日のうち2、3時間程度だけ楽になりました。
血圧ですが点滴、飲み薬、張り薬をもってしてもなかなか下がらなかったようです。
ようやく170前後に下がったのは入院して数日後だったと思います。
幸いな事に出血はすぐに止まり、また血が一か所に溜まったお陰で、そこで徐々に血が吸収される形となり後遺症もなく済みました。
我慢、絶対ダメ!
さて、ここまで読んでいただいた方に是非お伝えしたいことがあります。
脳出血、いわゆる脳卒中ですが良く言われる代表的な症状には次のようものになります。
半身(右手足または左手足)の麻痺や感覚の異常、意識状態の悪化、目の動きの異常、目の見えにくさ、言葉の異常、歩行障害、頭痛、めまい、嘔吐、痙攣、呼吸障害
私の症状は次です。
●発症当日はその頭痛に加えて吐き気がすごかった。
私は脳に関する病気はきっと「痺れや麻痺」が伴うものだと思っていたのですが、私の場合は頭痛と吐き気のみでした。(※もう一つありました。”舌が落ちる”です。こちらに詳細を書いてます。)
これだけでも脳の病気の可能性が非常に高いのですぐに脳神経外科を受診してください!
そして我慢は美徳ではありません。
今回は幸運な事に何の後遺症もなかったのですが、もし、あの時、もっと我慢してたら…と思うとゾッとします。
その後の経過は良くて、尚且つ私の早く家に帰りたいアピールが通じたのとで、本当はもう少し入院していた方が…と言われていたのですが2週間で退院することが出来ました。
高血圧放置、絶対ダメ!
放置し放題だった私が言うのもなんですが、血圧が200前後が普通ってやっぱりおかしいんですね(笑)放置してはいけません。
今現在、降圧剤を毎日飲んでいて上の血圧は80~130の間をキープしています。低くなりすぎたりして薬を減らしたら途端にまた230まで上がるような変態な体なので調節に本当に苦労してます(^ ^;
でも私、薬を飲まない体にもう一度戻りたいんです。それには理由があります。
ハッキリと副作用が出ているんです。肝機能の数値が異常に高くなってるんです。これで現在薬だけを貰っている町医者と意見の相違があり、ちょっと微妙な関係になってます(笑)
高血圧の原因を探すぞ!
入院していた病院で私の高血圧の原因を調べてもらいましたが結局原因はわからないということでした。
ですが、その後ネットで調べた結果、
原発性アルドステロン症
原発性アルドステロン症は,副腎皮質の自律的なアルドステロン産生(過形成,腺腫,または癌による)により引き起こされるアルドステロン症である。 症状および徴候には,発作性の筋力低下,血圧上昇,および低カリウム血症がある。 診断の際には血漿アルドステロン値および血漿レニン活性の測定などを行う。 治療は原因により異なる。
というワードに辿り着きました。もしかしたら私はこれ由来の高血圧なのでは?
ということで、これから専門医に見てもらうべく紹介状を書いてもらう手筈になってます、微妙な関係の町医者に頼んで(笑)
降圧剤とさよなら出来るまでこのシリーズ、続けていこうかなと思ったりしてますので、ご興味のある方、また来てくださーい☆
読んでいただいてどうもありがとうございました(・∀・)