TOEIC640点で外資系の秘書になった話

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私は某地方都市の出身です。数年前に主人の転勤で東京にやってきました。

地方時代から東京でも、ほぼ”派遣”という働き方を選んでいます。あえて好きで派遣社員をやっているのですが、それはまた別の機会に詳しくお話させていただきます。

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憧れの外資系企業

地方都市の中ではまずまず発展している我が故郷ですが、「外資系」と名の付く企業はほぼありません。あっても一部のエリートさんが勤務されているのでしょう。

私には縁がありませんでした。

昔から洋楽が好きで、その関係で英語が好きでした。英語が使える仕事がしたいと昔から思ってましたが、地方在住の私には現実的ではありませんでした。

そしてかなりの年月がながれ、主人の転勤で一緒に東京にやってきました。

一般事務 → CADの職業訓練校

東京にやってきてすぐに派遣社員として短期ですが一般事務職につきました。その後、キャリアアップがしたいと思い、地元の仕事で少し使ったことのあるautocadを学びなおそうと期間満了で仕事をやめ職業訓練校に。

一般事務は若い人しか採用されないから、特殊技術を身に付けてこれからの就活を有利にしたい、という理由でした。

職業訓練校って初めてだったのですが、本分のCADの勉強よりも、就職するためには!みたいな授業が多めでした。

少しでも早く就職してください、という圧が結構すごくて。

思っていたカリキュラムと違っていたのと、実は苦手な先生もいたのとで、訓練期間は6か月だったのですが「もう早く就職したい、なんでもいいから」と思うようになり、入学して3か月ぐらいで就職活動をするようになっていました。

外資系秘書の求人にエントリー

ある日、つらつらと派遣の求人サイトを見ていたのですが、その中で

・外資系の秘書

という求人がありました。

英語力はTOEIC600点台でもOK、電話も取次ぎ程度。こんな内容だったと思います。でも「電話の取次ぎ程度」と軽く言われてもな~、全く自信ないわ、電話なんて日本語でも苦手だし。

とは思いながらも、一応エントリーだけはしておこう、就職活動になるし(職業訓練校で就活しろと言われていたから)、なにせ高時給だし!(まあ受かるわけないけど)という軽いノリで応募。

するとすぐに派遣会社のコーディネーターから電話があり、あれよあれよという間に面接する日が決まりました。

晴れて外資系の秘書に

面接は穏やかな中で行われました。もし受かれば上司になるその人も優しそう。

英語が好き、といいながらあまり勉強していなかった私。

地元にいた時のTOEICの点数は455点。はい、低い。

でも実は職業訓練校に入る前に3か月ほど暇になり、暇なあまり毎日TOEIC向けの勉強をしてまして、受験もしました。それで職業訓練校に入る前には 640点に!

TOEIC640点を取った時に使った3つの教材です
TOEIC600点台など800点以上の方からみたらまだまだだ、ということは十重承知の上なのですが、TOEIC600点というのは400点台の誰もが一度は目指す点数ではないでしょうか? これは400点付近の方に向けた記事です。 受験...

求人内容では600点台でも良いハズなので、一応セーフ。

オフィスは綺麗だし時給は高いし職業訓練校にはもう行きたくないし、出来ればここで決めたい!と思い、いつになくアピールしたと思います。

「英語力はまだまだですが、これからもずっと勉強します!」

「なんでもやります」(笑)

とか。

このアピールが良かったせいかどうかはわかりませんが、無事採用となり、晴れて外資系の秘書になりました。

蓋を開けてみれば英語力は不要だった

TOEIC600点台で外資系の秘書になった話

実際に働いてみた結果、社内教育関係や通知関係が英文というだけで、私の業務に関わる部分は日本語で、仕事内容は普通の一般事務となんら変わりませんでした。

上司が日本人だったし。だから採用されたんですよね。

英語頑張るぞー!と意気込んでいたので、肩透かしをくらった感じでしたが、いやしかし、オフィスは綺麗だわ、周りにいる社員さんたちをはじめ、他の秘書のみなさんは英語が堪能だわ、良い意味でクセのある人や尊敬出来る人が多いわ、ということで、私が働いてきた史上一番面白い職場だったと思います。

派遣会社の社内選考になぜ通ったのか?

少し厚かましく生きてみましょう

派遣会社ではまず、社内選考があるのですがここが難関でなかなか残れないんです。年齢で選んではいけないという建前は会社にはあるのでしょうが、一般事務などは若い人が選ばれるのが当たり前。

そんな中、なぜ年増で尚且つそれほどTOEICの点数が高くない私が選ばれたのか?というのが当初から不思議でした。自分なりの考察は、下記の2点です。

・秘書、という肩書に尻込みして応募する人が少なかった

・TOEIC600点程度で応募するのは気が引ける人が多かった

お陰で厚かましく応募した私が職をゲットすることが出来た、ということです。それほど難しくない業務で高時給の仕事を、です。

人間、たまには厚かましく生きてみるのも大切なんだな、と思います。日本人なので私も少なからず謙遜する癖があります。

「いや、わたしなんてまだまだです」教 とでもいうのでしょうか。謙遜しすぎは損ですね。

あれからその外資系をやめて、短期ですが海外へ語学留学したり、また違う会社にいったり、こうしてブログで発信するようになったりして、数年の間ですが目まぐるしく環境は変わっています。

ちなみに最近ではcadの仕事もしました。職業訓練校も少しは役にたった、ということです(笑)

英語
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